大地酒造の酒造りについて

01.美味しさに
妥協しない

目指す酒質

大分県佐伯市は海の幸、山の幸ともに恵まれており美食のまち。そんな環境にあり食事へは特別な想いがあります。
食事を120%満足できるように・・・
私たちの目指すお酒は“香り穏やか、味わい深い食中酒”。
食事の邪魔をせず、飲み飽きしない、食を引き立て、お酒との相乗効果・・・そんなお酒を心がけています。
花笑み全種

仕込み水

お酒づくりで最も重要と言っても過言ではない仕込み水。私たちは特別な“神の水”と言われる水を使用しています。
蔵のすぐ隣には暁嵐の滝という龍の舞うパワースポットがあります。滝の地下水である軟水を仕込みに使用。
蔵周辺は鉱山帯で硬水が多くを占める中、弊社では軟水の井戸を掘りあてました。
また明治時代までは今の蔵の周囲に大きな酒蔵があり昔から水のきれいな土地として知られていたようです。

無濾過へのこだわり

わたしたち造り手にとってもろみを搾る際とても特別な想いで迎えます。出来上がったお酒の香り、味わいもまた特別で心動かす感動があります。
そんな感動を届けるべく薬品や添加物など“剤”のつくものは一切不使用、仕込み水も絞ったお酒も無濾過で火入れ後出荷し、搾ったお酒そのままの味わいで出荷しています。

麹のこだわり

美味しいお酒は多くあれど、心に動き記憶に残るお酒と出会える機会はとても希少。 数多くのお酒を飲んできた杜氏が忘れられない味わい・・・
お酒を注ぐ際に感じたことのないトロッと感。口に含むと溢れる旨み。
そんなお酒を目指して弊社では麹の使用量を高めております。
通常麹の使用割合は吟醸酒で19~21%。純米酒で20~多くても22%がセオリーです。 弊社は23%使用しています。
麹量が増えると手間と労力がかなり増えますが、感動するお酒を目指して手間暇惜しまずこだわっています。

02.原料について

原料米について

ワインはシャトーが原料となる葡萄を栽培し、醸造まで行うのが主流。 日本酒も以前は仕込みシーズンは杜氏が酒づくりを。夏場はお米づくりを行っていました。
近年でこそお米づくりを行う蔵元が増えてきましたがその数は少数です。
弊社では事業承継前から約7年間、一部ではありますが自社で山田錦を育ててきました。 年を重ねるごとに協力してくださる農家さんが増えて、今では全体の8割近くが地元産のお米です。(山田錦・ にこまる・美山錦)
酒米未経験ながらお米づくりを始めていただいたり、無農薬栽培の挑戦を取り組んでいただいたりと、様々な方 のご協力を頂いております。 弊社の酒づくりはお米の生産者様の想い・愛情もたっぷりと込めて醸しております。

03.風土について

九州大分県最南部に位置する佐伯市。
海あり山ありの自然豊かで食材の宝庫として知られる町。
蔵のある佐伯市上浦にはギネスにも載っている夫婦岩“豊後二見ヶ浦”や、龍の舞うパワースポット“暁嵐の滝”があり、海辺ながら綺麗な湧き水の豊かな不思議な町です。